岩手県の建具業界からの情報です。 （協同組合岩手木工センター）
理事長　鈴木　定平

	ユニバーサル家具
建具業界の低迷を打破するため、新分野の開拓を模索していた組合が工業技術センターとの連携で木製福祉機器・用具と小型の筝の開発に成功し、組合体質の強化に繋がっています。

1. 　福祉機器・用品開発事業（岩手県工業技術センターとの共同研究） 木製介護機器・用品の開発を行い、人体接触部位に木材（ムク材） を使用することにより、室内での違和感をなくし、利用者にやさしい デザインで自走・介護 両用の室内用車椅子として注目を集めていま す。この車椅子は個別対応型で、障害の程度に応じた製作を行い、 障害者の方々に木の持つ優しさが伝わる製品になっています。 車椅子 2. 　岩手の匠の技で制作した「筝」は、岩手県の数百年も経た針葉樹や 広葉樹の活用と長い歴史の木工技術から育まれたほか、2002 年から学校音楽の指導に和楽器の使用が義務付けられたことによ り、邦楽愛好家と建具職人の熱い思いを商品化したものであります。 以来、多くの学校に導入されたほか、一般の方々を対象とした「 和音（かずね）」教室が多く開設されるなど、組合の活性化に大きな 成果を果たしています。 和音（かずね）

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