▲工場写真 |
「車検業界の低迷には多くの原因がありますが、最たるは規制緩和ではないでしょうか。自動車の性能が向上するにつれ故障も少なくなり、車検時の法定点検項目が削減されています。点検項目が減るということは、お客さまにとっては嬉しいことですが、私たち事業者は売上の減少に直結するため喜べることではありません。実際に、資金繰りが悪化し廃業を余儀なくされた事業者は少なくありません。加えて、車が売れない時代である今、車検の入庫台数もそれに比例しています。横ばいを維持できれば御の字です。」と業界の置かれた厳しい現状を語る。「そして、ここ数年来増えてきたのがいわゆる『安売り車検』。安さという魅力だけでお客様を取り込もうという動きは、ある意味時代の流れであるといえますが、私たちはお客様の負担はできる限り軽減し、適正な価格の中で最高のサービスを提供したいという考えを持っていました。」