青森市内の縁日・祭典等への出店で
地域社会に貢献!!
青森街商協同組合
加賀谷 眞澄 理事長

○組合設立の経緯と組合活動について

▲宵宮の様子(善知鳥神社)
 祭事の寺社の境内や参道、またお祭りの際に、簡易の屋台を出して食品や玩具などを売る商人は“露天商”と呼ばれておりますが、祭事とともに移動し、定住した店舗ではないため、区割りなどの秩序維持を業界内で行う必要性から組織化に至りました。現在、縁日・祭事等への出店時には当組合が窓口となり、組合員の出店場所について全て取り仕切り、未然にトラブルの防止に努めるなど、組合員と一致団結のもと、順調に運営しています。主な出店先は宵宮の他、春の桜まつり、夏のねぶた、秋まつり・冬の雪まつりなどで地域伝統行事です。
 組合運営では、出店場所が売上を左右するため、組合員の区割りは公平になるように細心の注意を払っています。人間は大体左側を歩く癖があり、縁日の流れも左から歩いて右から帰ってきます。行きはあまり買わないので帰り道である神社に向かって右側の方が比較的売れやすいですね。

○人材育成事業で組合員の経営健全化を目指す
  露店などで道路を使用する場合、道路交通法の規定に基づき所轄警察署長の許可が必要です。法の運用面では、全国的な基準に基づき原則一店舗一許可とした取り扱いですが、当組合のように同一の機会に多くの組合員が露店を出す行為については、一括許可が例外として認められています。衛生面については食品偽装問題など食に関する信頼が失われつつある時代であることから、販売する飲食物の衛生管理には万全を期すよう指導しています。また、出店前には必ず町内会や周辺民家等への挨拶廻りを励行し、撤収時は組合員全員参加による徹底した清掃を義務付けています。

○今後の抱負

▲宵宮の様子(広田神社)
 日本の祭事に露天が出店することは、欠かすことのできない一種の風物詩といわれてきました。しかし今日、人と人との繋がりである地域のコミュニティが失われていることには大変不安を感じています。当組合としても街商活動を通じて微力ながら地域づくりにも貢献していきたいと考えています。たまにお客様と世間話が盛り上がりすぎて仕事が手につかない時もありますが、こうした人との接点を何よりも大切にしたい。『また来るね』という子供達の言葉と可愛らしい笑顔、そして毎年出店を待ってくれている地域の皆様への感謝の念を忘れず、更なる組合の発展に努めていきたい。

青森街商協同組合
組合事務所
〒038-0024 青森市浪館字前田二丁目23番61号
電話
017-782-2622
設立年月日
昭和57年8月25日
組合員数
50名
出資金
2,500千円
理事長
加賀谷眞澄

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