秋田県のデータ一口メモ

■減少する宿泊客数
 秋田県の観光客数を見ると、一進一退を繰り返しながらも、総体的には増加傾向にある。米国同時多発テロやSARSの影響で国内旅行の人気が高まったことを背景に、平成15年には45百万人を突破した。うち、宿泊客数については低下傾向をたどっている。15年には回復の兆しが現れたものの、宿泊客数は観光客全体の1割に満たない。(図−1)
 宿泊需要低下の要因としては、県内の高速交通体系の発達によって、観光客の行動が宿泊型から通過型へと変化したことが挙げられる。特に、県都秋田市で、宿泊需要の縮小が目立つ。

■冬季の観光振興が盛んに
 通年観光のネックとされていた冬場の観光客数は、近年増加傾向にあり、特に、小正月行事の多い2月の伸びが目立つ。これは、各地域や団体が誘客に意欲的に取り組んでいるほか、二次アクセスの不足を補うバスツアーの登場、小正月行事の柔軟な日程対応などが奏功した。(図−2,3)
 ツアーのコース内容は、小正月行事や観光地をめぐるものとなっており、運行する秋田中央交通株式会社によると、県外客だけでなく、雪道や夜道の運転に不安のある県内客などが利用している。  小正月行事は昔ながらの伝統行事や神事ながら、週末開催への移行や開催期間の延長に踏み切ったケースも見受けられる。また、近隣の市町村が協力して、各地域の伝統行事を一堂に集めてまつりを充実させるなど、集客力アップのためにさまざま工夫がなされている。

図−1 県内観光客数と宿泊客数

図−2 平成15年県内観光客割合

図−3 1〜3月の県内観光客数

(資料出所:平成17年2月 財団法人秋田経済研究所発行「秋田県の経済と産業」より)
【お問い合わせ】
 財団法人秋田経済研究所 (Tel.018-863-5561/FAX018-863-5580)


今月のクロス&パズル
解き方=今回のパズルは、どこか3カ所だけ漢字が入ります。その場所を文字数やタテ・ヨコの関係から推理して下さい(音読み、訓読みもあります)。
 その他のマスはすべてカタカナです。最後にその漢字3文字を並べて、答えの言葉を作って下さい。
(出題 加賀竹雄)

【ヒント】 昔話の主人公です
<タテのカギ>
1 「はかないもの」の例え
2  曽我兄弟の弟は五郎、兄は?
3  ○○夜にカラス雪にサギ
4  ジャンケンポンで互いにグー
5  陸上運輸
7  今年の冬は大活躍
9  分家の反対語
10 南米ペルー高原の遺跡
12 食い気
14 むしぶろ
15 ログハウスの材料
16 書物
18 ピンク
20 ○○物。○○甲斐
21 世間の評判、人気
<ヨコのカギ>
1  麻雀のフリガナ
4  集団でかかればライオンも逃げるとか
6  チェロ、バイオリンの音を出す道具
7  船○○○。宮○○○
8  ロシア出身の新小結
10 のど
11 花むこ、花よめ
13 レジャー
16 損○○。○○策
17 チェリー
19 他から燃え移った火事
22 ○○科。家○○
23 中国拳法

3月号の答え 花 言 葉


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